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安倍晴明公 逸話 その1

数多くある安倍晴明公の伝説は、現代でも語り継がれています。今回はそのひとつをご紹介いたします。

 

【渡辺綱と鬼の伝説 :『平家物語』劔巻より】

平安時代中期に実在した武将、渡辺綱が源頼光の命で一条大宮へ出向き、夜遅くに一条戻橋を通りかかった時の話です。

綱は美しい女性に「夜も更けて怖いので送ってください。」と頼まれます。

女性を乗せ馬を走らせていると、女性は鬼に形相を変え、綱の髻(もとどり)を掴んで、空を飛んだのです。

綱は慌てず太刀を抜き、鬼の腕を切り落としました。片腕を切り落とされた鬼は、慌てて愛宕山へ飛び去って行きました。

綱が源頼光のところへ戻り鬼の腕を見せると、不安に思った頼光は、安倍晴明公にこの事を相談しました。

晴明公は鬼の祟りを避けるために、7日間の物忌みを行うよう伝えます。

綱は、唐櫃に封印した鬼の腕を持ち帰り、屋敷にこもります。そこへ母に姿を変えた鬼がやってくるのです。

「物忌中は誰も屋敷へ招き入れてはいけない。」という晴明公の言いつけに綱は背き、母(鬼)を屋敷に招き入れてしまうのです。

封印された唐櫃から腕を出してしまった綱は、本性を表した鬼に片腕を持ち去られてしまうのでした。

 

鬼が腕を取り返しに来た際、渡辺綱が大事に至らずに済んだのは、晴明公のご尽力のおかげなのかもしれませんね。

公開日:平成30年3月8日

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