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八朔には、お世話になった人に挨拶を

毎年8月1日、京都の花街で行われる行事に「八朔」があります。これは舞妓さん、芸妓さんが、日頃からお世話になっているお茶屋さんや踊りのお師匠さんの元などを訪ねて、挨拶をするというもの。五花街のひとつ祇園甲部では、暑い中、黒紋付の正装で「おめでとうさんどす」「よろしゅうおたのもうします」とあいさつ回りをする芸舞妓さんの姿はまさに、京都の夏の風物詩のひとつです。

 

「朔」は新月のことを指し、月のはじまり(一日)を意味します。つまり八朔とは旧暦8月1日のこと(2018年は9月10日)。八朔は「田の実(たのみ・頼み)」の節句ともいわれ、農家では実った早稲の穂をお世話になっている人(=頼りにしている人)に贈る風習が昔からあり、また神様に豊作を祈願(=頼む)する行事が行われました。日頃のお世話に感謝して贈り物をする習慣は、やがて公家や武家の間にも広まったそうです。

 

また、徳川家康が江戸城に入ったのが天正18年8月朔日だったのを機に、この日は祝日に。大名や旗本が白帷子で江戸城に登城、将軍に拝謁するようになりました。江戸幕府の年中行事のひとつだったといいます。

 

八朔といえば、果物もありますね。その名前の由来として「八月朔日の頃から食べられるから」という説もあるそうですが、八朔の旬は新暦でも2月~4月。八月朔日とは全く関係がないようです。

 

そんな八朔。昔の人にとっては、収穫の時期を目前にした大切な節目の時期だったのでしょう。その気持ちにならって、日頃からお世話になっている人に感謝の気持ちを伝えてみられてはいかがでしょうか。

公開日:平成30年7月27日

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