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小寒(しょうかん)と人日の節句

一年で最も寒いといわれるのが「寒(かん)」です。その始まりで「寒の入り」といわれるのが、二十四節気のひとつ「小寒」で、2018年は1月5日です。この日から節分までの期間が「寒」となります。寒中見舞いを送るのもこの時期です。

お正月の華やぎも一段落というこの頃、おせち料理などご馳走続きだった胃腸を休めようと好んで食べられるのが七草粥ですが、そのルーツは、古代中国にありました。
中国では“奇数”は縁起のよい「陽」の数字とされ、3月3日や5月5日など、奇数の重なる日の「五節句」には、さまざまな行事が営まれました。

その一つが1月の「人日(じんじつ)の節句」です。「人日」というとおり、この日は「人の日」。中国では1月1日から順に、鶏の日、狗の日、猪の日、羊の日、牛の日、馬の日として、その日はその動物の命を大切にする日としていました。そして、1月7日が人の日。1月に限っては1月1日は元旦という別格の日。そのため、この1月7日が節句となりました。

中国では、人日の節句に七種類の野菜を使った羹(あつもの。熱い吸物)を食べ、無病を祈ったといい、これが後に日本に伝わりました。平安時代の日本では、米や粟、黍など7種の穀類を使った「七種(ななくさ)がゆ」が食べられていたようで、後に、いわゆる「春の七草」を用いた七草粥が登場したそうです。

ちなみに、1月7日に七種の菜を摘むことを「若菜摘」といい、新年の季語になっています。百人一首には「君がため 春の野に出でて 若菜摘む 我が衣手に 雪は降りつつ」という光孝天皇の歌があり、雪がちらつく野原で、若菜を摘む様子が描かれています。

また「人日の節句」は江戸幕府の公式な休日で、将軍らも儀式として七草粥を食べたそう。

シンプルながらも味わい深い七草粥を食べ、平安時代の貴族の生活や江戸文化に思いを馳せてみてはいかがでしょう?

公開日:平成30年1月1日

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