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縄を綯い、新年を迎える

11月も末となりました。何かと慌ただしい時期がやってきます。年末年始に準備するものの一つ、「注連飾り(しめかざり)」がお店に並ぶようになりました。

注連飾りとは、稲藁(いなわら)でつくられたお正月用の飾り。神社にある注連縄(しめなわ)を元に、縁起物を飾り付けたものです。お正月には歳神様という神様が一人ひとりに新しい年を配られます。「数え年」の生まれた時点で一歳、お正月を迎えると二歳という数え方からも、歳神様に新しい年をいただくという考え方を見ることができます。

 

年を取りたくないから歳神様はお迎えしたくない。という声も聞こえそうですが、みなさん平等にまっさらな新しい年がやってきます。そんな新しい年に家の中に魔が入り込まないようにと、神域な場所を示す注連縄を門口などに張る風習が生まれました。

現在では様々な素材を使用した注連飾りを見かけますが、注連縄は新米を収穫した稲藁を使用し手作業でつくられます。注連縄に向いた藁を選び、石や木づちで藁をたたきます。力のいるたいへんな作業ですが藁を柔らかくするために大切な第一歩。さらに編みやすくするために水分を含ませ、下ごしらえが終了。ちなみに縄を編むことを、縄を綯(な)うと言います。稲藁を束にし、等分し、ひと束ずつ時計方向に回しながらできるだけ硬く束をねじり、ねじった束を左巻きで綯います。力と集中力が命です。

ゴボウのように細くて太さが変わらないものを「牛蒡注連(ごぼうじめ)」、根元が太く、徐々に細くしたものは「大根注連(だいこんじめ)」など呼び名もあり、これらを基本に成形していきます。リースのように丸く輪にした「輪注連(わじめ)」もよく見かけます。お飾りにもそれぞれ意味があり、注連飾りをつくることは、その年の感謝と新しい年への希望を表しているようにも思えます。

 

こうしてつくられた注連飾り、いつ頃から飾られますか? 正月事始め(12月13日)から12月28日まで、それ以降は縁起が悪いと言い伝えられています。それぞれのご家庭の事情もあるとは思いますが、クリスマスが過ぎた頃、28日を目指してお正月の準備を少しずつはじめてみませんか。

その年に降り積もった汚れを祓って、清々しい新年を迎えましょう。

 

魔除け・厄除けの神、安倍晴明公を祀る神社でお祓い、祈祷がされた正月用注連飾り

公開日:平成30年11月26日

「魔除け」「厄除け」の神社・晴明神社では、ご家族同様、ペットも毎日健康で過ごせるようにとの願いを持った皆さまの気持ちにお応えするべく、「ペットの健康祈願」を、通信制にて受け付けています。

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