GOGYO
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自然に目を向けることで気づく変化

大寒の末候「鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)」。2019年は1月30日~2月3日で、ニワトリが卵を産みはじめるころという意味です。次は立春。暦の上では冬の終わりということになります。

 

今ではいつでも手に入る卵ですが、本来ニワトリの産卵期は春から初夏にかけて。卵はとても貴重な食品だったのですね。特に春の卵は冬の間、ゆっくりと時間をかけて雌鶏の体内で育まれるため栄養価が高いと珍重されたようです。

 

現在、私たちが日常的に食べている卵は、その多くが無精卵です。その違いは受精しているかどうかですが、栄養価には特に違いはありません。有精卵は長期保存ができないため、食用としては無精卵が出回っており、有精卵はインフルエンザワクチンの製造のためなどに利用されているそうです。

 

さて、このニワトリは別名「時告げ鳥」とも呼ばれ、時計のない時代には私たちに朝の訪れを知らせてくれる大切な存在でした。また、『古事記』には、天照大神が天の岩戸にこもって世界が闇に包まれた際に、八百万神が常世長鳴鳥(とこよのながなきどり)を鳴かせて、天照大神を呼び出すというシーンがあります。この常世長鳴鳥はニワトリのことを指しており、特別な存在であったことがわかります。

 

かつての人々は、鳥の鳴き声で時を知り、鳥の産卵から季節を感じていたのですね。そういえば、近ごろ、日の入りの時刻が少しずつ遅くなっていることに気がつきました。日差しにも時折、春のようなきらめきを感じます。春はもうすぐそこまできているようです。

公開日:平成31年1月26日

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