GOGYO
─ 暦をひもとく、暮らしをひらく。 ─

季節を感じる遊び − 俳句のススメ

立春の初候「東風解凍(はるかぜこおりをとく)」。2019年は2月4日~8日で、東風が厚い氷を解かし始めるころという意味です。七十二候の最初、新年を迎えたことになります。実際には寒い日が続きますが、それでも梅の花が咲き始めるなど、春の訪れがしっかり感じられる時期ですね。

 

東風とは春風のことです。陰陽五行の考え方では、万物は木・火・土・金・水に分けることができるとしています。色、方角、季節をそれに当てはめてみると以下のようになります。

 

木:青・東・春

火:朱・南・夏

土:黄・中央・土用

金:白・西・秋

水:黒・北・冬

 

春は「木」のグループに属しており、同じグループに東があることから、東からの風が「春を告げる風」だ、というわけです。

 

さて、日本では「東風」は「こち」と読みます。俳句の世界では春の季語。朝東風(あさごち)、夕東風(ゆうごち)、さらに梅東風(うめごち)などもあります。

 

東風吹くや 耳現るる うなゐ髮

 

高浜虚子に師事した近代を代表する女性俳人のひとり、杉田久女(すぎたひさじょ)の句です。うなゐ髮とは、子どもがうなじのあたりで結んだ髪。東から吹く早春のやや荒い風のなかでも元気に遊んでいたのでしょうか。不意に吹いた東風でかわいらしい耳が見えたのでしょうね。

 

俳句は慣れないと難しそうですが、季節を感じるにはとてもいい遊びです。ルールは、五・七・五で詠むことと季語を入れること。通勤がてら、また散歩の際などに一句、考えてみませんか。感覚のアンテナが研ぎ澄まされそうです。

公開日:平成31年2月1日

「魔除け」「厄除け」の神社・晴明神社では、ご家族同様、ペットも毎日健康で過ごせるようにとの願いを持った皆さまの気持ちにお応えするべく、「ペットの健康祈願」を、通信制にて受け付けています。

ペットのご祈願について