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春を教えてくれる、鶯のさえずり

立春の次候は「黄鶯睍睆(うぐいすなく)」で、2019年は2月9日〜13日。鶯には「春告鳥」という別名もあり、「ホーホケキョ」というさえずりが聞こえ始めるのがこの時期なのです。

 

そんな鴬の鳴き声は、気象庁により「生物季節観測」の対象のひとつとして観測されています。何やら難しいものに思えますが、よく知られている「桜の開花日」もその一つ。気象庁が植物や鳥、昆虫などの開花日や初鳴きの日を観測し、季節の推移の目安として発表するもので、鶯の初鳴きは春の到来の目安となるのです。九州や四国地方の一部で鶯の初鳴きが始まるのは、例年2月下旬で、4月下旬に北海道に到達。鶯の初鳴きとともに、およそ2ヶ月かけて日本列島はどんどん春めいていくのです。

 

その美しいさえずりから、日本三鳴鳥の一種に数えられている鶯。野球場の場内アナウンスや選挙カーの宣伝活動など、声の仕事に携わっている人が「ウグイス嬢」と言われるのも、鶯の”美声”に由来するもの。古の人々もその鳴き声を耳にしていたようで、万葉集や古今和歌集にも鴬の声を詠んだ歌が見られます。また平安時代には貴族が鶯の声を競い合う、「鶯合(うぐいすあわせ)」という遊びを楽しんだといいます。

 

さて、鳴き声は聞こえるものの、なかなか見ることができないと言われている鶯。警戒心が強いのだそうです。ではその姿を模した、和菓子を楽しんでみましょうか。求肥や餅で餡を包み、青大豆のきな粉をまぶした愛らしい「鶯餅」は、淡い緑色が印象的な早春の和菓子です。

 

2018年に京都で観測された初鳴き日は、平年より18日遅く、前年より5日早い3月19日でした。さらに、過去50年ほどの記録を見ると、最も早い観測日は1972年の1月31日、最も遅い日は2013年4月7日。さて、今年はいつそのさえずりが聞こえるでしょうか?「ホーホケキョ」が聞こえれば、もう春です。

公開日:平成31年2月5日

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