GOGYO
─ 暦をひもとく、暮らしをひらく。 ─

感性を磨くことで暮らしを豊かに

雨水の次候「霞始靆(かすみはじめてたなびく)」。2019年は2月24日~28日で、霞がたなびき始めるころという意味です。遠くの山々に春霞がたなびくのをみると、冬の景色が春に変わっていくのを感じますね。

 

「霞」と「霧」、実は同じものを指すことをご存知ですか。春の霧のことを「霞」というのです。では、「靄(もや)」はどうでしょう。こちらは霧よりも薄いものを指すそうです。さらに「朧(おぼろ)」、これはどうですか。こちらは春の夜の霧のことを指しています。

 

どれも空気中の凝結した水蒸気が細かな水滴となって浮かんでいるもので、私たちの視界をぼんやりしたものにするのですが、それぞれを違ったものと捉える日本人の感覚の繊細さには驚かされますね。

 

また、擬態語の多さにも日本人の感性の鋭さを感じます。「しんしん」と雪が降る、「さんさん」と降り注ぐ陽の光、「はらはら」と舞い散る花びら…。本当に音がしているわけではないのに、そんな音がしているように感じます。

 

このような感性の鋭さは何によって磨かれるのでしょうか。それはやはり、自然に目を向けることではないでしょうか。私たちの暮らす日本には四季があり、かつての人々は四季の変化に合わせて暮らしていました。美しい言葉の数々はそのなかで育まれてきたものの代表でしょう。情報に溢れ、世界中の風景が画面を通して見ることのできる現代社会ですが、どこか人々の心がざらついているような気がします。今こそ、身のまわりにある風景に目を向けて、感じてみましょう。そこで磨かれる感性は、私たちの暮らしを本質的に豊かにしてくれるに違いありません。

公開日:平成31年2月20日

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