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16と和菓子

七十二候「菜虫化蝶(なむしちょうとなる)」。2019年は3月16日~20日で、青虫が羽化してモンシロチョウになるころという意味です。モンシロチョウの羽化は1週間ほどと言われます。ひらひらと舞う姿を見かけると、春が来たことを実感しますね。

 

さて、3月16日は「十六団子の日」です。古来、田の神さまは3月に私たちのところへやってきて、10月(場所によっては11月)に山へ帰っていく、と考えられており、この節目の日には16個の団子を作ってお供えをするという風習が、東北地方や北陸地方で伝えられています。かつては、団子を作る際に、杵と臼で餅をついて餅を作ったそう。その音で神さまに時期が来たことを知らせたのだそうです。

 

「十六団子」は「じゅうろうだんご」とも「じゅうろくだんご」と読みます。では、なぜ16個なのでしょう。これには諸説あるようですが、室町後期に始まったという「嘉祥食い」という風習から。陰暦の6月16日に16個の餅を無言で食べると無病息災の御利益があるといわれていたようです。

 

この「16」という数字と和菓子の関係はもう少し時代を遡ります。9世紀、仁明天皇の時代に、疫病が流行ったことを心配した天皇が848年6月16日に「嘉祥」と改元しました。この際、神託によって、厄除け・健康招福を願う儀式が16個の菓子を供えて行われました。それにちなんで、現在でも6月16日は和菓子の日とされています。

 

古くから伝わる風習には、さまざまな背景がありますね。「16」と和菓子のように、一見何の関係もなさそうなものが、実はつながっていたり…。調べてみるとおもしろいですね。

公開日:平成31年3月12日

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