GOGYO
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春の訪れを告げ、稲に実りをもたらす雷

七十二候「雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)」は春分の末候。2019年は3月31日〜4月4日です。

 

啓蟄のころから鳴り始める春の雷は「虫出しの雷」ともいわれ、冬眠中の生き物たちにとっては自然の目覚まし時計。冬が終わり、春がやってくることを知らせてくれます。

 

といっても、寒冷前線の通過に伴う春雷は雹(ひょう)を降らせることもあり、農作物に被害があることも。天候の急変が気になる季節です。

 

さて、雷は漢字で「雨」に「田」と書きますが、“雷が田んぼに落ちること”を意味しているわけではありません。漢字の成り立ちを調べると、昔は「田」の部分を「畾」と書いていたそう。3つ重なった「田」は、雨の中に陰陽の気が積み重なり、ごろごろと音がするのを形にしたもので、やがて今の「雷」になりました。

 

雷は季節を問わず発生しますが、気象庁の調べによると、雷が多くなるのは、5月から8月にかけてで、特に8月の落雷数は12~2月の約100倍。また8月ほどではないものの、3月の落雷数は2月よりも格段に多く、春の季語に「春雷」があることが納得できます。

 

また暦の上で秋がはじまる初秋(8月頃)の季語のひとつに「稲妻」があることをご存知でしょうか。昔は、稲が結実する時期にも雷が多かったことから、稲は雷の光によって実ると考えられていたのです。

 

「雷」を「かみなり」と読むのは、雷の音は神様が鳴らすという「神鳴り」に由来するのだそう。昔の人々が、雷に大きな力を感じ、畏敬の念を抱いていたことが想像できます。今年の春は、何度「神鳴り」を耳にする機会があるでしょう。

 

 

さて、勝手ながらこの回をもちまして「GOGYO」を休止することとなりました。これまでご愛読いただき、誠にありがとうございました。

公開日:平成31年3月27日

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